大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)で整備が進む国内初のカジノを含む統合型リゾート(IR)について、建築計画の概要が判明した。中心となる建物は地上27階建てで、高さは126メートル。カジノやホテル、劇場などが入る予定だ。他に国際会議場が入る建物やリゾートホテルも整備される。
大阪・関西万博の会場跡地に隣接する約49ヘクタールの敷地に、2030年秋ごろの開業を予定している。25年4月には本格的な建物の建設工事が始まった。
運営する「MGM大阪」(大阪IRから改称)が大阪市に提出した建築計画概要書によると、高さ126メートルのビルは地上27階、地下1階建て。米MGMリゾーツ・インターナショナルがラスベガスで運営するカジノホテル「ベラージオ」に似た特徴的な湾曲構造になっており、工事完了は30年7月末を予定している。
整備計画によると、カジノ施設は約2万3000平方メートルで、テーブルゲーム約470台と電子ゲーム約6400台を設置。VIP向けや大衆向けなど、客層に合わせた三つのフロアで構成され、約1万1500人を収容可能という。
126メートルのビルを中心に、西側の地上4階建て、高さ27メートルの建物には、約6000人を収容できる大規模な国際会議場を含む複数の会議室や展示場を設ける。東側にはリゾートホテルを整備する。地上13階、地下1階建てで、高さは56メートル。日本文化の発信拠点として、華道や茶道を体験できるスタジオを備える予定だ。
初期投資額は約1兆2700億円としていたが、建築資材の高騰などを理由に昨秋、約1兆5130億円への増額を国に届け出た。開業後は年間約2000万人の来場者と約5200億円(うちカジノ部分約4200億円)の売り上げを見込む。
一方、ギャンブル依存症への懸念が指摘されることから、IR整備法で入場回数などが制限される。大阪府は開業までに、依存症の相談や治療などをワンストップで支援する「大阪依存症対策センター(仮称)」を設置する方針。
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